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2026-07-27立ち回り

スロットの「凹み台狙い」は本当に効くのか、2,300万件のデータで確かめた

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スロットを打つ人なら、一度は聞いたことがあると思います。

「昨日マイナスだった台は、明日出る」
「連日凹んでる台を狙え」

これを、全国のホールデータ2,346万件で確かめてみました。結論から書きます。

ほぼ効きませんでした。

ただし調べていく中で、明確に効く条件がいくつか見つかりました。そこが今日の本題です。

まず、どう測ったか

「効く/効かない」を語るには、比べる基準が要ります。

この記事では「翌日プラスになった率」で測りました。何も考えずに適当な台に座った場合、翌日その台がプラスになる確率は37.5%です。これが基準になります。

大事にしたこと:期間を2つに分けた

データ分析でいちばん危ないのは、たまたま出た数字を「法則を見つけた」と勘違いすることです。

なので、すべての検証で期間を前半・後半に分けて、両方で同じ結果が出たものだけを「本物」としました。

これがどれくらい効くか、実例を出します。

・ある条件A(339台日)… 前半78.8% → 後半35.7%
・ある条件B(895台日)… 前半30.4% → 後半32.4%

条件Aは前半で78.8%。基準の37.5%を倍以上うわまわっています。「すごい法則を見つけた」と言いたくなる数字です。

でも後半は35.7%。基準を下回っています。これはただのブレでした。件数が少ないと、こういうことが起きます。

条件Bは地味ですが、前半と後半でほぼ同じ。こちらが本物です。

いちばん高い数字が、いちばん信用できないことがある。これは覚えておいて損はないと思います。

結果1:単純な凹み狙いは効かない

条件A(339台日)
  • 前半78.8%
  • 後半35.7%
  • 判定ただのブレ
条件B(895台日)
  • 前半30.4%
  • 後半32.4%
  • 判定効かない

基準は37.5%(何も考えずに座った台が翌日プラスになる率)。件数が少ないと前半だけ良く見えることがあります

・3日連続でマイナスの台 … 基準より-0.3pt
・3日連続で据え置き(同じような出方)の台 … 基準より+0.8pt

3日連続マイナスの台を狙うと、むしろ基準より下がりました。

「凹んでるから明日は出る」という考え方は、少なくとも全国平均で見ると成り立っていません。

考えてみれば当然で、台が昨日の結果を覚えているわけではないからです。効くとしたら「店が設定を上げる」場合だけで、それは店の判断次第です。

結果2:「凹み」の定義を10通り試したら、1つだけ効いた

ひとくちに「凹み」と言っても、定義はいくつも考えられます。10通り試しました。


効いたのは「よく回されているのにマイナス」だけでした。しかも前半・後半でぴったり同じ+1.5pt。これは本物です。

一方、「当たりは引けているのに出ていない台」は逆効果でした。-1.2ptです。

これが意味すること

「どれだけ負けたか」ではなく「どれだけ回されたか」が効く。

回転数が多いということは、その台が長く打たれたということです。誰かが「これは打てる」と判断して回し続けた、あるいは客付きが良い台だった。それでもマイナスなら、設定は入っていたが引けなかった可能性が残ります。

逆に「引き負け」、つまり当たりは引けているのに出ていない台は、単に出玉が悪かっただけで、設定が良かった証拠にはなりません。だから逆効果になる。

負け額の大きさではなく、回転数を見る。ここが分かれ目でした。

結果3:機種のタイプで、効く条件が変わる

絞り方機械割105%以上を引ける率
何も選ばずに打つ27.0%
ある特定の末尾に絞る29.1%
さらに機種と掛け合わせる32.4%

前半30.4%・後半32.4%で一致(=偶然ではない)

さらに機種のタイプ別に分けて測り直しました。


面白いのはここです。

「3日合計で3,000枚マイナス」という条件は、ジャグラーとハナハナでだけ効きます。AT機ではほぼゼロでした。

一方「よく回されてマイナス」は、どの機種タイプでも効きます。

つまり「Aタイプで通用した狙い方が他機種でも通用する」というのは、半分だけ正しいということです。条件によります。

そしてもう1つ。プラス率が上がっても、平均差枚がプラスになるとは限りません。上の表で平均差枚がプラスなのはジャグラーとハナハナだけです。

これは分散の話で、当たる回数が増えても、外れた時の負けが大きければ収支は変わらないからです。「率が高い=勝てる」ではありません。

結果4:日にちと台番号について

ジャグラー系を360日ぶん見ました。

日にちは、5日が98.68%、15日が98.46%、25日が98.49%。5の付く日が他より高くなっていました。よく言われることですが、データでもそうなっています。

意外だったのは台番号の末尾です。末尾0〜9のどれで見ても98.02〜98.05%。ほぼ差がありません。

「末尾◯が強い」という話はよく聞きますが、全国を平均すると消えます。

ただしこれには続きがあります。

全国平均では見えないものがある

台番号の末尾は、全国平均では差がゼロでした。

でも、店を1つずつ見ていくと、はっきり癖が出る店があります。

私が調べたある店(3万台日ぶんのデータ)では、こうなっていました。

・何も選ばず打った場合、機械割105%以上を引ける率 … 27.0%
・ある特定の末尾に絞った場合 … 29.1%
・さらに特定の機種と掛け合わせた場合 … 32.4%(前半30.4%・後半32.4%で一致)

全国平均では差ゼロの「末尾」が、この店では効いていました。

全国のデータをまとめて平均すると、店ごとの癖は互いに打ち消し合って消えてしまいます。「一般論としての正解」を探しても、そこには何もありません。

癖は、店ごとにしか存在しません。

だから「凹み◯回目が正解」といった話を探すより、自分が通う店がどういう店なのかを知る方が、ずっと近道です。

ここまでの数字が「何を表しているか」

ここまでの数字には、はっきりした前提があります。読み違えると意味が逆になるので、正直に書きます。

使ったのは「1日打ち切り」のデータです。

つまり、朝から閉店まで同じ台を打ち続けた場合の結果を集計したものです。

でも、実際にそんな打ち方をする人はいません。

・朝一に狙い台へ座り、2,000〜3,500G回してデータが悪ければ移動する
・逆に、日中に他の人が打った台のデータを見て、良さそうな台に座り直す(後ヅモ)

この2つが、上の数字にはまったく入っていません。

なので、ここまでの数字は「座る前の情報だけで台を選び、そのまま1日固定した場合」のものです。実戦の上限ではありません。

では、105%以上の台は本当に存在するのか

106%超
1日フルまで回された台の平均
86%
その台がプラスで終わる率
2,000万件
調べたAタイプの台日数

⚠回転数は結果であって原因ではありません(出たから打ち続けられた)

存在します。しかも、はっきり見分けがつきます。

同じデータを「1日にどれだけ回されたか」で分けてみました。Aタイプ(ジャグラー・ハナハナなど)2,000万件ぶんです。


前半と後半で、ほぼぴったり同じです。これは本物です。

1日フルまで回された台は、平均で106%を超えています。プラスで終わる率は86%。

因果の向きに注意

念のため書いておくと、「回したから出た」のではありません。

出たから回された、が正しい順番です。

設定が良い → 出る → 打ち手が「これは打てる」と判断する → 打ち続ける → 結果として9,000Gになる。

だから「自分が9,000G回せば勝てる」ではありません。回転数は結果であって、原因ではないからです。

でも、だからこそ指標として使えます。

店の人気度で変わるのか

「人気店なら全部の台がそこそこ回るのでは」と思ったので、店の稼働レベル別にも見ました。


どの店でも、9,000G回る台は106%前後で同じでした。台の良し悪しの基準は、店が変わってもブレません。

違うのは見つかる確率です。閑散店では1,000台に1台、繁盛店では20台に1台。その差、57倍。

同じ「良い台」を探すのでも、どの店にいるかで難易度が57倍変わるということです。店選びが期待値を決めます。

「見切る」判断は、実は正しい

もう1つ、この表から分かることがあります。

2,000Gで見切られた台は、実際に94.8%しかありません。2,000〜3,500Gで移動された台も96.9%。

つまり、打ち手の「これはダメだ」という判断は当たっています。

裏を返すと、回転数というのは「その日その店にいた全員の設定判別の結果」が積み上がったものです。だから信用できる。

これが、後ヅモが効く理由です。日中によく回っている台は、多くの人が実際に打って「これは良い」と判断した台だからです。

だから、実戦ではこういう順番になる

  1. 店を選ぶ … 良い台が見つかる確率が57倍変わる

  2. 朝一の台を選ぶ … 店の癖・機種・末尾など、座る前の情報で候補を絞る

  3. 座ってから判断する … その日の挙動で設定を判別し、違うと思ったら2,000〜3,500Gで移動する

  4. 日中は拾う … 店の平均より明らかに回っている台を後ヅモする

2だけでは足りませんし、3・4だけでも足りません。座る前の分析は「スタート地点を良くする」もので、当日の判断と組み合わせて初めて意味を持ちます。

朝一の台選びが良ければ、そもそも移動する回数が減ります。移動には時間もお金もかかるので、ここが良いほど1日の効率が上がります。

自分の通う店を調べるには

ここまで書いてきたことは、全部公開されているホールデータから出しています。特別な情報源は使っていません。

ただ、店ごとに癖を出すには、その店のデータを日別・機種別・台番号別に、何ヶ月分もためて集計する必要があります。手作業では現実的ではありません。

私はこれを自動化したものを公開しています。

・全国2,000店舗以上の日々のデータを毎朝自動で集計
・店ごと・機種ごと・台番号の末尾ごとの傾向
・差枚を公開していない店も、ボーナス回数から逆算して表示

登録なしで直近7日ぶん見られます。まずは自分の通う店があるか調べてみてください。

まとめ

・単純な凹み狙いは効かない(-0.3pt)
・効いたのは「よく回されているのにマイナス」だけ(+1.5pt、前半後半とも一致)
・「当たりは引けているのに出ていない台」は逆効果(-1.2pt)
・ジャグラー・ハナハナは「3日合計3,000枚マイナス」も効く。AT機では効かない
・台番号の末尾は全国平均では差ゼロ。でも店ごとに見ると癖がある
・1日フル(9,000G以上)まで回された台は平均106.32%。プラス率86%
・ただし因果は逆。出たから回された。回転数は原因ではなく結果
・どの店でも「9,000G回る台」は106%前後で同じ。違うのは見つかる確率で、繁盛店は閑散店の57倍
・2,000Gで見切られた台は実際に94.8%。打ち手の判断は当たっている

※スロットは分散があるため、勝てる日と勝てない日があります。本サービスは勝敗を保証するものではありません。遊技はご自身の判断と責任でお願いします。18歳未満の方はご利用いただけません。

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